
どーもー、オードリーですー、よろしくお願いいたしますー。ね、ありがとうございます。ね、久々なんでね、漫才頑張ってやっていきたいなと思いますけれどもね。

皆さん、2011年の顔、春日ですよ。

えー、ね、2年前から時間止まっちゃってるみたいなんですけどもね。

芦田愛菜ちゃーん!

なんで呼んだのか分からないんですけども。ちょっとゾッとしましたけれどもね。

ヘッ!

えー、早速ですね、漫才の本題に入らせていただきますけれどもね。

まだ早ぇだろ!

ベストタイミングだと思うんですけれどもね。

よしっ!

あのー、最近インタビューとかでね、あの誰を尊敬してますか?とか聞かれるんですけども、春日さん誰ですか?

うるせぇ。

ダメだコイツ、会話になんねぇわ。僕が尊敬してるのはね、あの

聖徳太子です!

答えるなら即答でお願いしたかったんですけれどもね。僕が尊敬しているのは親父なんですけれどもね、あの

山本譲二かっ!?

あのちょっとテンポがズレちゃってね、緊張してるのかなぁって感じでございますけれども。あの、僕は自分の親父を尊敬してるんですけれどもね。

ウィ。

皆さんもね、お父さんとかお母さん大事にしてると思いますけれども、

してるワケねーだろっ!

決めつけんじゃないよっ!みなさんしてるでしょ、それは。

今日来てるのは親の財布から金盗るようなヤツばっかだ。

それお前だろ、お前。それ高校ん時のお前だろ、やってたの。

【はにかんで笑う】

気持ち悪いよ、笑い方が、お前。で、僕ね、親父とこないだ初めて二人で飲みに行ったんですよね。

まだ服役中だろっ!

そんなわけねぇだろ!お前。うちの親父が何の罪犯したんだよ!?お前よ。

サイバーテロだよっ!

やってねぇよ!お前よ。パソコンも出来ねぇんだよ、うちの親父。どこにだいたいテロ仕掛けんだよ?

春日の公式ブログだよっ!

どーでもいいよ!お前。あんなクソつまんねーブログどーでもいいんだよ、お前。

クゥーッ!

で、あのー親父とね、初めてね、二人で飲みに行ったんですけれどもね、あの

皆さん、今日の漫才は親父と飲みに行く話ですよ。

それ全員分かってると思いますけどもね。

確かに。

みんな分かってるんですよ、それはね。

ウィ。

で、親父と待ち合わせたら親父が来て僕の名前を呼ぶんですよね。おーい正恭ー。

酔っ払い過ぎだよっ!

これから飲むんだよ!お前。これから飲むんだよ、お前。で、オシャレしてきてるんですよね、親父がね。黒いジャケットに赤いマフラーでね、

水木一郎かっ!?

違うよ、お前。あんなマフラーなびいてねぇんだよ!お前。で、親父と行きつけのバーに行こうということになりましてね、

よし、じゃあ春日が酔っ払った親父やってやるから介抱してくれ。

あーその展開まだ早い。

は?

それ2分後にやるから、それね。

楽しみだね。

で、バーにね、行こうということになってね、

バァァァァァ!

うるせぇよ!お前。俺のバーに反応すんじゃないよ。で、行きつけんとこのね、バーカウンターに

バァァァァァ!

うるせぇよ!お前。バーって二度と言うなよ、お前。で、何飲むっつってたらね、バーテンダーが来てね、

ビィィィィィ!

ビーだからいいってわけじゃねぇよ!なんでバーとかビーとかよ、お前よ。

バービーボーイズ!

で、俺こうやってね、何を飲む?なんて話をね、しててね、僕はまだビールなんですけど親父は大人ですよね、ウィスキーなんですよね。

まだ未成年だろっ!

還暦過ぎてるよ!お前。俺より年下っておかしいだろ!お前。

精神年齢のことだよっ!

お前失礼過ぎるだろ、親父に謝れバカ野郎。

ウィ。

で、親父と何話していいかわかんなくて無言の時間がずっと流れるんですよね。

オードリーの楽屋かっ!?

言わなくていいよ!お前。それはいいんだよ、お前。普段喋んないけど、お前、ね。

オイ、もしかして春日のこと避けてんのか?

避けてたら一緒に漫才やんねぇだろ、それ、

エヘヘヘヘ。

エヘヘヘヘ。


【笑ってた顔から真顔に変わる】

ドラえもんハマんなかったみたいですけれどもね。で、二人で何話そうかって、なかなか盛り上がらないんですよね。

じゃあエロい女呼べよ!

呼ぶわけねぇだろ!お前。親父とコンパみたいになったら嫌だろ?エロい女ってどんな女来んだよ?お前。

節子だよ!

俺の母ちゃんじゃねぇかよ!お前。お前エロいとか言ってんじゃねぇ、うちの母ちゃん。家族で飲んでるだけじゃねぇかよ、お前よ。

酔ったら身体を求めるからね。

そんなことなんでお前が知ってんだよ、バカ野郎。邪魔してくんじゃねぇ、黙ってろ!お前、ちょっとよー。

だったら猿ぐつわ持って来い!

そんなこと言ってねぇよ!横で猿ぐつわしてたらおかしいだろ、お前よ。で、僕親父に聞いたんですよね、俺と同い年の頃何してたっつってね。

ニューハーフだよっ!

そんなわけねぇだろ!お前。俺を頑張って育ててたんですよ。そしたらね、親父がね、酔っぱらってきちゃってね。ちょっと酔ってる親父やって、俺介抱するから。

断る!

お前さっきやるっつっただろ!お前。さっきやるっつっただろ。

タイミングがあるからね。

何があったんだ、この2分間によー、お前よー。

ここでは言えない。

言えないじゃねぇんだよ、お前。やれよ、芸人だったらよー、お前そしたら。

芸人である前に一人の人間でありたい。

じゃあ辞めちゃえよ!じゃこの世界辞めろ、お前なんか。

バイ!

バイじゃねぇよ!お前。酔っぱらった親父やれ、介抱するから。

【あごを突き出しながら】あー、今日は酔っぱらっちゃったなー。

俺の親父そんなシャクレてねぇよ、そんな! 【春日をびんた】

【ビンタされた方と逆のほっぺを出す】

お前キリスト教徒かっ!なんで逆のほっぺた出すんだよ?

よーし俺は、海賊王になるんだー!

ワンピース知らねぇよ!俺の親父は。ワンピース知らねぇ

ポーニィテールー♪

それ普段のお前の酔い方じゃねぇか!台無しだよ、親父とのいい思い出がよー。お前とは漫才やってらんねぇよー。

まさかそれ本気で言ってんのか?

本気で言ってたら漫才やんねぇだろっつってんだよー。

「おいおい、アレが出るぞ。」「二人で笑い合う、いつものヤツが出るぞー。」

エヘヘヘ笑いにくいわ!お前。いい加減にしろ、ありがとうございましたー。

バイ!